第12回オールアマ囲碁団体戦に参加!

今日は、市ヶ谷の日本棋院会館で、第12回オールアマ囲碁団体戦があり、「お茶の里入間」チームとして参加。メンバーは、主将・蛭田六段、副将・長松六段、三将・脇四段、四将・本木四段、五将・塚本四段の5名。第12回オールアマ囲碁団体戦

この大会は、無差別クラス22チーム、Aクラス32チーム、Bクラス32チーム、Cクラス32チームのジャンボ大会だが、受付の手違いで、2チーム組合わせ漏れがあった。AクラスとCクラスである。そして、Aクラスの組合わせ漏れは、何を隠そう、わが「お茶の里入間」チームだった。従って、1回戦は、不戦勝。

これは、大会主催者のミスで、お詫びとして、審判長を務めていた、山田拓自八段が四人に指導碁をしてくれた。山田八段

指導碁を受けたのは、私(4子局)、蛭田さん(3子局)、長松さん(3子局)、脇さん(4子局)の4人。残念ながら、全員、負けてしまった。しかし、皆さんはとても勉強になったようだ。残念ながら、私の場合は、指導碁のときが、一番、健闘したようだが、大会のほうは、全敗。山田先生4子局

プロは、すごいと思った。こんな序盤でも、勝てない。これから、中央に大きな地ができて、大差の負け。

ところで、大会は、2回戦、3回戦と勝ち上がり、残念ながら、順々決勝で、学生チームと対戦して、全敗してしまった。それでも、一応、33チーム中、5位だった。とても、悔しいが、もう一度挑戦したいと思った。来年も、また、挑戦しようと思った。今回は、私は、我がチームになんの貢献もできなかったが、捲土重来!

「AlphaGo」と李世ドル九段の対局は、4勝1敗。

第五局は、李世ドル九段の要望で、「AlphaGo」の白番。囲碁チャネルで王銘エン九段の解説で、見た。序盤は、特に右下の折衝で黒が優勢だったようだ。しかし、今回は、そこで崩れなかった。序盤50手

「AlphaGo」は、外回りが好きなようだ。つまり、もようが好きだ。今回も、この中央にできた厚みをどれくらい生かせるかがポイントだと思った。この段階では、李世ドル九段は、楽観していような気がする。王銘エン九段も、黒優勢で話を進めていた。中盤100手

ここで、王銘エン九段が地の計算をして、必ずしも黒がいいとは言えないのではないか、と言い始めた。何度も、計算していたが、結論が出ない。私は、なんとなく、人間の応援になったが、しかし、昨日の暴走した「AlphaGo」にショックを受けたので、正常に最後まで打つことを祈ってもいた。中盤150手

ここまで、くると、「AlphaGo」のほうが、優勢になったようだ。右下がそんなに大きな地にならかったようだ。いつの間にか、「AlphaGo」にも、頑張ってほしいと思ってもいた。終局208手

最後は、280手で李世ドル九段が投了した。多分、3目ぐらい足りないのではないか。

ニュースで知ったのだが、この試合の前に、韓国棋院は、「AlphaGo」に名誉九段を与えたそうだ。

それにしても、だれが、こんな結果を予想していただろうか。一番驚いたのは、李世ドル九段本人だと思われる。一応、5戦全部の棋譜を私のiPadの「IGONOTE」とこのブログに残してあるので、もう一度並べ直してみたい。私たちは、今、囲碁5000年の歴史の中で、大きな転機に直面しているのだと思う。「AlphaGo」のような人工知能(AI)が身近になり、簡単に使えるようになったら、囲碁の戦い方も、多分変わってくると思われる。それから、最後の勝負では、ものすごい強いと言うわけではなさそうなので、これから、どのように進化していかも問題になりそうだ。これは、楽しみなのだと、思いたい。

ついに「AlphaGo」に勝つ!

李世ドル九段が、「AlphaGo」に勝った! 囲碁プレミアムで、高尾紳路九段の解説を見ていて、高尾のうれしそうな表情が印象的だった。序盤戦50

第四局は、「AlphaGo」の先番。ここまでは、「AlphaGo」のほうが、優勢に見える。高尾紳路九段も、なんとなく不安なような解説だった。中盤100

「59」と「71」の間に割り込んだ「78」の手が、多分、李世ドル九段の妙手だったようだ。それ以後、「AlphaGo」は、変則的な碁を打っている。つまり、少し乱れ始めたようだ。というか、手が、美しくなくなったような気がする。中盤150

その後は、明らかに、李世ドル九段のほうが、優勢になっていると思われる。本当なら、ここで、「AlphaGo」は投了すべきだったかもしれない。ここから、さらに、変な手を打つ終局

「161」の左辺の下がりや、「159」と「171」のはねは、なんのために打ったのか、意味不明。確かに、美しくない。投了の仕方を知らないのかと私は、思ってしまった。

白の「180」を見て、やっと「AlphaGo」は、投了した。しかし、ここまで、本当に、形勢判断できなかったのだろうか。あるは、自分が負けることなど、想定外だったのだろうか。私には、とても不思議な碁に思えた。だから、なおのこと、第五局が興味深い。

「AlphaGo」3連勝!

今日は、午後から、ユーチューブで、「AlphaGo」と李世ドル九段との第3戦を見ていた。私には、「AlphaGo」の強さが、よく分からない。とにかく、いまのところ、李世ドル九段よりは、強いらしい。しかし、では、どのくらい強いのかいわれと、いいようがない。序盤50手

第3局は、李世ドル九段の先番。もうすでに、知らないうちに、「AlphaGo」が優勢になってしまっている。李世ドル九段が、紛らわしい手を打って、挑発しても、逆に李世ドル九段のほうが、危険な状態になっていく。中盤100手

多分、何かしなければ、勝てない状況だ。それは、なんとなく、私にでもわかる。下辺の構えなど、どうして、こうなってしまうのか、不思議なくらいだ。いつもの自信に溢れた李世ドル九段の姿は、見られない。中盤150手

第2戦の終了碁、仲間たちと、反省会をしたらしい。そして、どうやら「AlphaGo」は、劫を避けているようなので、劫は苦手なのかも知れないということを考えてらしい。その通りに、李世ドル九段は、最後に、劫に臨んだ。終盤

しかし、この劫は、少し、無理があり、176手で、李世ドル九段は、投了した。左上でも、白の花見劫が残っているし、この劫自体にも勝てなくて、投了は、しかたがなさそうだ。

投了してから、一人で、並べ直しをしている李世ドル九段の孤独な様子が印象的だった。コンピュータの力は、沢山の人との共同作業の結果だけれど、李世ドル九段は、たった一人でそのコンピュータに挑戦したのだ。後、2戦残っている。「AlphaGo」とは、一体、なんなのか、じっくりと見極めてほしい。

 

「AlphaGo」第2戦も圧勝!

人工知能「AlphaGo」と李世ドル九段との第2回戦が行われたが、李世ドル九段によれば、「完敗」だそうだ。今回は、「AlphaGo」の黒番だった。今回も中盤ごろは、日本のプロ棋士たちは、白番の李世ドル九段のほうが優勢と言っていた。al序盤50

私は、仕事しながら、時々眺めていたので、詳しくは見ていなかったが、何となく、黒のほうが優勢に見えた。確かに、「15」や「33」などは、普通は打たないように思う。少なくとも、私は「打ってはいけない」と学んだように思う。また、「43」からの逃げ出しなど、想像もしなかった。al中盤100

しかし、よく見てみると、中央の白は、とても薄い感じがしてくる。上辺や下辺などに黒地はできそうだ。これに対して、白地はなかなかできないのではないかと私は思った。ここから、ねじりあいが始まったが、「AlphaGo」はとても冷静である。al中盤150

この辺から、「AlphaGo」のほうが優勢のまま、終盤に向かっていく。右上の折衝で多少損をしても、中央でそれ以上の成果をあげ、後は、左辺と下辺のヨセになり、「AlphaGo」は見事に終盤の処理をしていく。211手を見て、白番李世ドル九段が投了した。al終盤211

多分、盤面で20目くらい黒がいいと思う。李世ドル九段が「完敗」というのはよく分かる。

これで、「AlphaGo」は、黒番も白番も勝ってしまった。多分、もう、李世ドル九段は、「AlphaGo」には勝てないのではないだろうか。精神的にかなりのダメージを受けているように思われる。

これから、多分、この対局は、何度も何度も、検討されるに違いない。そして、これは、ある意味では、李世ドル九段に勝つための一つの手立てになることだけは確かだと思われる。そして、こうした一流プロ棋士との対局が繰り返されると、多分、「布石」「定石」などは、完全に見直しされるようになると思われる。

解説者の話を聞くと、部分的には、人間のほうが優れているようなことを言っているが、なんだか、部分を定石通りに打ったのになぜ負けたのかと言っているようで、「大局観」が優れているとしか、言い様がない。

残りは、一局だけになるのか?!

「AlphaGo」が李世ドル九段に勝つ!

Google DeepMindが開発した囲碁プログラム「AlphaGo」が、韓国の世界トップレベルの棋士・李世ドル九段と戦い、勝利した。ニュースによれば、この戦いは、YouTubeで生中継されて、約10万人がこの歴史的瞬間を目撃したという。序盤50手

私は、「幽玄の間」の生中継で、観戦していた。白番が「AlphaGo」である。とても、コンピュータが打っているとは思えない。普通のプロ棋士の対局のように見える。不思議に思ったのは、両者の時間の消費の仕方が、ほとんど同じだったことである。中盤100手

日本の解説では、このあたりでは、黒が有望ではないかという話だった。私には、よく分からないが、左上の白が上手くまとまるのか、右下がどのように処理されるのかが問題だと思っていた。終盤150手

「AlphaGo」は、右上、右下とも適当に処理して、左上まで、白地になりそうになった。このあたりでは、白が完全に優勢になったのではないかと私は思った。「幽玄の間」での形勢判断でも、白のほうが優勢だった。多分、ここから先は、李世ドル九段は、やって見ただけだと思った。終局186手

186手で黒番の李世ドル九段が投了した。歴史的瞬間だ。

こんなに早く、コンピュータの人工知能が囲碁の世界で、人間を負かすとは、思ってもみなかった。まだ、後、4回戦あるのだが、どちらに転んでも、この初戦のコンピュータの勝利は、囲碁の歴史の中で偉大な事件になるに違いない。それを目撃し、体験したことに感動した。

井山、七冠に向けて前進!

明日から、人間とコンピュータとの戦いが始まるという話を書いたばかりだが、今日は、井山が10段への挑戦手合い第一局を勝った。

ずっと見ていたわけではないが、今日は、確定申告に所沢まで行っていて、待ち時間が長かったので、その間スマホで「幽玄の間」にアクセスして、時々観戦した。

最後は、白番の井山の中押し勝ちだったが、全体として、右上の折衝以後、井山が押し気味だったと思う。次にどこに打つのかなという私の予想はことごとく外れ、少しもゆるまない、井山の着手に感動した。十段戦第一局

終盤の上辺の劫争いでも、とことん妥協しない態度は、すごいと思った。井山の私生活は、多分、大変なんだろうと思われるが、そうしたことは、彼の碁にはほとんど影響を与えていないようだ。多分、この調子だと、七冠達成は、李世ドルが「アルファ碁」に勝つより、確実なような気がする。

「アルファ碁」について

もうすぐ、人工知能を用いたコンピュータソフトの「アルファ碁」と韓国のプロ棋士(世界最強といわれている)李世ドル9段との5番勝負が始まる。第1局目が、3月9日に行われる予定だ。事前予想では、五分五分ではないかとも言われている。

私は、「天頂の囲碁5」と「銀星囲碁15」を持っていて、時々対戦するが、相手を最強にすると、とてもかなわない。日本の趙治勲や武宮正樹に4子なら勝てるとも言われていいる。まあ、私は、尊敬するプロ棋士の大澤奈留美さんに5子でも勝てないのだから、多分こうしたソフトには、多分2子以上おかないと勝てないと思われる。

チェスや将棋は、既にプロに通用するコンピュータソフトができていたが、囲碁はまだまだだと言われていた。プロ棋士と戦えるにはまだまだ10年くらいはかかるのではないかと思われていた。ところが、どうやら、今度の「アルファ碁」は、本物らしい。

「天頂の囲碁」や「銀星囲碁」は、基本的には、モンテカルロ法というアルゴリズムを使って打ち手を決めるらしいが、「アルファ碁」の場合は、「ディープラーニング」という自分で学習する新技術が搭載されていいて、画像のパターン認識をつかって価値を判断できるようにしたものらしいが、私には詳しいことはよくわかない。しかし、いずれ、コンピュータが勝つのではないかと思われてるが、こんなに早く、私が生きているうちにこんな戦いが実現してしまうことには、驚いた。

これは、将棋の羽生善治が言っていたように思うが、いつか、人間は手元にコンピュータを置いて、コンピュータと相談しながら、戦うことになる日がくるのかもしれない。既に、単独の「知」では、コンピュータのほうが優れている分野は一杯ある。それは、それで仕方がないことだと思う。

ところで、多分、コンピュータは、勝ってもきっと喜ばないと思う。人間だけが、戦いの勝ち負けに一喜一憂する。要するに、人間と人間の戦いが基本であって、コンピュータと人間の戦いは、スポーツとしては、成立しないはずだ。成立するとしたら、コンピュータと組んだ人間の戦いである筈だ。そして、羽生が言ったように、多分、最強の棋士がコンピュータと組んだら、限りなく強くなるのではないか。

そんなことを考えていたら、『ヒカルの碁』を思い出した。確かに、ヒカルは、最強の棋士と共に成長した。そんな時代が来るのかも知れない。いつか、囲碁は、ネットの中だけで戦われるようになり、最強の棋士たちの手元には、最強の人工知能が付き添っているような状況になるのかも知れない。そんな、妄想をしてしまった。